教授からのご挨拶

帝京大学医学部附属病院救急科は、高度救命救急センター、外傷センター(骨盤、脊髄、開放骨折を含む整形外傷を担当)、ER(一次二次救急)で成り立っています。加えてACSチーム(外科のなかでacute care surgeryである緊急手術を必要とする急性腹症や体幹外傷の外科的止血を担当)、IVRチーム(放射線科のなかで血管内手術を担当)と協力しながらハイブリッドERシステムをフル活用して、日夜、出血性ショック、重症感染症、多臓器不全、心肺停止およびPCAS(心肺停止後症候群)、中毒などに立ち向かっております。もちろん循環器内科、脳神経外科、消化器内科内視鏡チームを含む院内すべての科、他職種の皆さんにも毎日助けられております。

同じ救急医として帝京大学病院救急科という総合格闘技のリングに上がり腕を試してみたい、専門医として腕を磨いてきたが帝京大学病院救急科という異種格闘技のリングに上がり違うルールで戦ってみたい、そんな稀有な先生方、募集中です。

研修医の先生方へ

重症と気付くことすらできない間に・・・にならないように、搬送されてくる重症例を救急処置室でたくさん診てください。指導医は必ず一緒にいます。ほとんど情報のない中で、まずは死なせないための応急処置を施しつつ、その間に、現病歴・現症を取り、何が起こっているのか鑑別診断を挙げ、少しずつ明らかとなってくる採血結果、ハイブリッドERですぐ確認できる画像診断から次の手を考えてください。そして入室後の患者管理について同期や専攻医の先輩から沢山学び、次のカンファレンスで他職種を交えて沢山議論し、時間のある時に医学書や文献で沢山調べ、これを繰り返す日々の中でやがて救急医らしくなってきます。いつの間にかホットラインのベルが怖くなくなり、翌日のカンファレンスが楽しみになってきます。そうなれば、次は自分は何に興味があるのか、もっと深く学びたい科はどこなのかが浮かんでくるはずです。3年間に、院内他科、外部の救急医療機関での研修も盛んに実施されています。

まずは話を聞きに来てください。医局説明会、病院見学情報も発信しています。学会場で声を掛けていただいても結構です。

重症の救急患者をシッカリ助けたい後期研修医の先生、募集中です。

教授:三宅康史

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